くら寿司 お魚消しゴム
されど景品の造形に心血を注ぎこむ 第2/第3弾
びっくらポンとは、くら寿司独自のお皿の回収システムと連動したゲームです。お皿5枚につき1回ゲームが始まり、あたりが出るとくら寿司オリジナルグッズがもらえます。client : コシオカ産業株式会社
「子供達が当たった景品を学校に持って行っても楽しめるような文房具で景品のデザインをして欲しい。」という依頼です。
魚にもっと関心を寄せるアイテムへ
無添加食材が特長のくら寿司で手に入る景品だけに、食材である魚にもっと関心を寄せるようなアイテムにしたい。そんな想いから、組立・分解可能な魚の骨格標本のような消しゴムをデザインすることにしました。ゲームが始まり、当たりが出るとくら寿司オリジナルグッズがもらえます。
形に徹底的にこだわらないと好奇心はくすぐれません。
魚に対する知的好奇心をくすぐることを狙ったアイテムだけに魚の形状にはこだわりました。カプセルに収まる小さなサイズでも魚種が特定できるように特徴を捉えたフォルムとついつい集めたくなるかわいらしさの両立がポイントです。そのために魚類図鑑や魚のレントゲン写真を集めたり、市場の水槽で、泳ぐ魚を観察しに行くなどしてマグロならマグロらしく、タイならタイらしく感じる造形のポイントを探していきました。※例えばマグロのデザインなら丸々と太ったおいしそうなボリューム感、回遊魚らしいキュッとくびれた尾びれの付け根、スピード感のあるシャープなヒレの形などデフォルメしつつもマグロらしさとは何かを意識しながら形を詰めるといった具合です。
第2弾「お魚消しゴム」第3弾「お寿司消しゴム」ともに特徴を捉えたかわいらしい仕上がりとなり、当初180万個生産の予定が220万個へと増産されることになりました。前回のイヤホンジャック同様にお客様に喜んで頂ける景品になっております。
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