出来ることを絞りました。

下着やミニタオルといった小物に狙いを絞ったコンパクトハンガーです。クリップで挟んで止まります。

client : コシオカ産業株式会社

クリップで挟んで取り付ける室内干しハンガーの試作に対してサイズが大きい、形が良くない等の反応があり、改めて形を見直して欲しいとの事でした。

対象を絞ることで、商品を活かす。
そこでまずは、下着やミニタオルといった干す対象に合わせてサイズがよりコンパクトになるよう見直しました。コンパクトサイズにする事は、グリップ部の握りやすさにもつながりました。また、パーツ構成の簡素化による軽量化やクリップ部をフィン形状にすることによる安定性の向上も図りました。収納時のアームロック機構やアーム先端のピンチ取り付け穴など細かな使い勝手に配慮しつつも、シンプルかつスリムな形に仕上がったことで室内空間に調和しやすいデザインになりました。

新たな室内干し方法の提案となったこの商品は、テレビや雑誌でも多く取り上げて頂きました。コンパクトなサイズは狙い通り下着やミニタオル等の小物を干す際に重宝していただけているようです。