「静かさ」を求める。

家庭内で長く使用するための、スタンダードなデザインのシュレッダーです。

client : コクヨＳ＆Ｔ

超静音設計。
メディア・カッターを備えた超静音設計シュレッダーのデザイン依頼がきました。個人情報、セキュリティーに対する関心が高まる中、家庭向けに静音とカードCDメディアにも対応したシュレッダーの開発です。

長く使い続けてもらう事を意図した静かなデザインです。
現行主力商品と自然切り替え、次期主力商品としての位置づけ、商品カテゴリーとして頻繁にモデルチェンジを行わないための「定番感」などを押さえながらの戦略展開商品の検討となりました。また、家庭で使うシュレッダーの不満点を調査して得た４つの不満点、「作動音」「最大細断枚数」「連続使用時間」「メディア細断」に応えました。これらの要素についても開発担当の方からのフィードバックをひとつひとつ検証しながら進めました。スタイリングは家庭環境の中で幅を薄くしたいプロポーションとゴミ捨て頻度に影響するゴミ容量のせめぎ合いの中、角を丸めたラウンド・タイプと角を角ばらせたカット・タイプの2パターンを最終段階まで検証し、ヒアリング調査の末、ラウンド・タイプに方向性をまとめることになり、今のデザインとなりました。空間の中で必要な時以外、存在感を主張させすぎず、長く使い続けてもらう事を意図した静かなデザインです。

販売方式はインターネット販売がメインです。なかなか店頭では見る機会が少ないですので、大型量販店へ足を運んだ際には、「もしかしたら頑張ってるかなあ・・・」と売り場へＧＯ！。見かけるとついつい売り場での扱われ方や、他社製品の動向をチェックして、次のデザインへの情報蓄積してしまいます。