吸入器 
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吸入器 

効果・性能・フォルム。

『大容量スチーム』『噴霧パワー』『お手入れ性』を考慮し、まとめ上げさせていただきました。これまでなかった美しいフォルムが完成しております。

client : オムロンヘルスケア

お客様からの依頼や相談

「内部構造変更に伴いスタイリングのリフレッシュをお願いします。」
「のど」「はな」がいがらっぽくなったりした時、スチーム&霧で潤してくれるモノです。今回、内部的な構造変更に伴う意匠変更の為、外観に影響を与える付加機能も新構造(コンパクト化とか)がない制約でのプロジェクトスタートです。

ワイエスデザインからのご提案

コンセプトメイキング
基本情報として、スチームで「のど」「はな」を潤す器械はさほど新しいモノではなく、構造もほぼ昔から変わりません。本体内のボイラーで湯を沸かし、発生した高圧の水蒸気の勢いを借りて、適温の霧吹きをします。使う人は、年齢男女問わずですが、こどもの為と花粉症対策などでの購入が多いです。既存商品をお借りして、使ってみると、これが意外に勢いよくスチームが出てきます。加湿器くらいだろうと思っておりましたが、これ以上沸かせない状態のやかんの口から出る蒸気並みの勢いです。過去、発売されたモノは画像でリサーチしておりましたが、この勢いを予想さすモノはありません。この瞬間、スタイリングコンセプトは決まり、クライアントを説得出来ると確信です。
情報整理すると、まず求められるのは、治療器である以上、効果の高さです。吸入器の場合、効果が高い=大量のスチームですので、この『大容量スチーム』『噴霧パワー』そして『お手入れ性』を考慮し、形にまとめるが今回のテーマになります。本体に蓄えられた圧縮スチームが一箇所に集まり、勢いよく飛び出すイメージをいかに具現化するかが勝負です。

お手入れ性への配慮
使用中、スチームが大量に発生し本体に水滴が付きますので、「ふき取りしやすさ」も視野に入れ作り上げていくことが必要です。その意図が見た目からも分かるように凹凸の少ないボディーや操作レバーを配しております。

かなり短納期な依頼でしたが、楽しく仕事をさせて頂きました。ロングスパンな商品と聞いておりましたので、完成度が高い『普通に良い』製品を生み出すことが出来たんじゃないでしょうか。10年程度は色褪せないんじゃないかな~。

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